三重県 津市 建築家とつくる家 内観素材に自然素材を使用してみてはいかがでしょうか。 自然素材には、素材そのものが「呼吸をする」という特徴があります。 自然素材は調湿性にも優れています。たとえば、無垢の天然木は木材になっても呼吸をしているため、吸湿性・放湿性がバツグン。常に、空気中の湿度を一定に保つ効果があります。また、湿気だけでなく、空気中にある有害物質を吸着する働きもあるのです。現代の住宅は気密性が高く、汚染された空気が室内にこもりやすいのが難点。これは、シックハウス症候群やアレルギーを引き起こす原因の1つとも考えられています。 人間が1日に摂取する物質で、最も多いのが空気。そして、生活時間の8~9割を過ごすのが室内です。住宅の空気をキレイに保つということは、元気で健康に暮らすための重要な要素なのです。 自然素材の特徴として、時間と共に変化して味が出てくるということが挙げられます。 今まで紹介した以外にも、柿渋やベンガラなど、たくさんの自然素材があります。また、レンガ・鉄・銅・真鍮(しんちゅう)なども同じように時間と共に味が出てくるので、 自然素材と一緒に扱うことが出来ます。 それぞれの素材が、その場に馴染んで共鳴しあい、一体となり、心地の良いほっこりとした空間に仕上げていってくれます。ぜひ使いたいものです。 ■石 石は重く不動のもの、どっしりとした変わらない落ち着きを与えてくれます。それは、何年も変わらず存在するイメージが強いのですが、実は姿を変える時があります。雨上がりの後、肌の色は濃くなりツヤを出します。そして涼風を誘います。更に時間がすぎると苔を身にまとい、柔らかさを見せることもあります。 ■漆喰 山から取れる石灰が原材料の左官材料で、内外問わず壁や天井に鏝(こて)を使って塗ります。塗る厚みの違いや鏝(こて)の使い方によって様々な表情を見せたり、塗る職人さんの個性が際立つのも特長です。調湿性も高く、ほっこりとした穏やかな居心地の良い空間には欠かせない素材です。 ■紙 楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの植物から漉(す)いて作る和紙を壁や天井の仕上げとして使います。漆喰と同様に調湿性を持ち光を和らげる効果があり、コスト面からも使いやすい材料です。 和紙を使った穏やかな空間は、寝室にも良く合い、快適な睡眠を誘ってくれます。 ■木 第一回建築展 日時:2019/1/25(金)~27(日) 場所:三重県総合文化センター2F 第2ギャラリー 三重県津市一身田上津部田1234 お問い合わせは・・・https://belive.bz/contact までお待ちしております。