設計士の紹介
建築家 森村 厚
風の家の隣に建っている地の家は、脚の不自由なご主人の車椅子での生活を前提とした住宅です。世の中にはバリアフリー住宅が溢れています。しかし、機能ばかりを優先しすぎてデザインが置き去りになっている様な気がしています。バリアフリーという社会からの要求と和風住宅に住みたいというご主人の要望の2つを柱として設計を進めました。
所在地 大阪府豊中市
主要用途 住宅(新築)
施工 渡辺工務店 担当 渡邉真治
構造 木造2階建て
風の家 kazenoie
敷地面積 223.59㎡(67.63坪)
建築面積 131.66㎡(39.82坪)
述べ面積 199.97㎡(60.49坪)
外観
所在地 大阪府豊中市
主要用途 住宅(新築)
施工 渡辺工務店 担当 渡邉真治
構造 木造 平屋
地の家 chinoie
敷地面積 325.42㎡(98.43坪)
建築面積 181.77㎡(54.98坪)
述べ面積 163.24㎡(49.38坪)
この家の家づくりは、素材選びから始まりました。一つ一つ材料を比較検討するのはもちろんの事、合板を使わなくても成り立つ構造計画の検討や、米のりを使用した建具の製作など多岐に渡りました。今回使用した素材は、無垢の木材、漆喰、タイル、金属など主に自然素材で化学物質の発散のない材料です。その結果、家の中から、空気を汚すものは発生せず、澄んだ空気のなかで、起きて、食べて、寝る、健康的なでおいしい空間になっています。
江戸時代の文人達が好んで住んだ根岸。この歴史ある街に位置するこのゲストハウスは、主に外国人観光客を対象として計画されました。はるばる日本へ訪れる観光客を迎えるのは本格的な一文字葺き瓦で葺いた庇の掛かる門。黒竹の竹垣を配した路地を通り、エントランスへアプローチします。1階は寛ぎスペースとしました。一部は畳敷の座敷とし、障子の嵌る開口部からは主庭を眺める事ができます。2階3階は宿泊室は主に2段ベットを主に配置しています。主庭はコケを中心とした構成とし、和風の庭にしています。行燈の様なデザインのスチールで製作された看板は、インターホンとポスト機能を一体として設計しました。