設計士の紹介
建築家 南川祐輝
家型のファサードが印象的な住宅。
ハイノキが植えられた一坪の光庭が
家の中心に存在する。
光庭は玄関、リビング、和室に面しており、
それぞれの空間に異なった印象を与える。
内部はすべてラワンベニヤ仕上げで、
しっとり落ち着いた住空間となっている。
様々な場所から空が切り取られて見え、
外部との関係を重視した住宅と言える。
2.25m(7×7)のグリッドで分割された
空間の中に大小3つの中庭と
広い縁側が配置されている住宅。
外側は杉板を貼った
ミニマルな外観になっているが、
内部は中庭を通して 明るい光に満たされる。
古い集落の中に穏やかにひっそりと
たたずんでいる。
第19回 すまいる愛知住宅賞
3方道路、
約120坪のゆったりした敷地に
建つほぼ平屋の木造住宅。
植栽を施した中庭、
犬が日向ぼっこをするダイニングコート、
タイル仕上げとしたカフェコート、
浴室から使用するバスコートなど、
性格の異なる4つの中庭と
縁側を有するコートハウス。
水廻り以外、全ての開口部は木製サッシ、
全ての外壁が板貼りとし、
木の印象がさわやかな「納屋」のような家。
木造2階建ての二世帯住宅。
親世帯はバリアフリーの導線を確保しながら、
子世帯はスキップフロアを有する複雑な
空間構成となっている。
40坪ほどの敷地は変形しているうえ、 1.5mほどの高低差がある。 この敷地正面の道路反対側には鉄道の線路が走り、 視覚的には奥行がある。
最初に敷地を訪れた時、 狭いながらも「透明感」を感じる敷地 という印象を受けた。
敷地に寄り添うよう 「く」の字に折れ曲がった間口2間の平面が 立ち上がったヴォリュームに4つのキューブを差し込む。 差し込まれたキューブは寝室や浴室、 外部テラスなどのプライベートな機能を持ち、 キューブを刳り貫かれたヴォリュームには 洞窟のような空間が残される。
内部は住み手のアクティビティを誘発する 舞台のような空間となり、 外部は大小の正方形の開口と機能によって 所々設えられた開閉式の雨戸が 祭礼的な雰囲気すら漂わせる。
前面道路から敷地奥側の線路へと 透明感のある軸線に直交して建ち、 洞窟のような空間を内包するこの建築は、 「透明な地形」と名付けられた。
第44回中部建築賞
第20回愛知まちなみ建築賞
新建築住宅特集 2014年2月号掲載
家型のファサードが印象的な住宅。
ハイノキが植えられた一坪の光庭が
家の中心に存在する。
光庭は玄関、リビング、和室に面しており、
それぞれの空間に異なった印象を与える。
内部はすべてラワンベニヤ仕上げで、
しっとり落ち着いた住空間となっている。
様々な場所から空が切り取られて見え、
外部との関係を重視した住宅と言える。