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施工事例
ゆったりとした平屋の家 建築家 福田浩明
日本には、四季というすばらしい自然があり、人々の暮らしに楽しみや、潤いを与えてくれます。しかし、視点が変わると、梅雨時の雨や湿気、台風や、大雪、夏の強い西日など、生活にとって厄介になることも多くあります。私たちはこうした気候・風土の中に住まう以上、その特徴を踏まえた家作りが当然必要になると思います。普段から見慣れた景色にある、深い庇や、小庇もそのひとつであるように、古くからの日本家屋は今の家作りのヒントを教えてくれます。
リビングの壁には、自然素材の土佐漆喰が塗られています。山から取れる石灰が原材料の左官材料で、内外問わず壁や天井に鏝(こて)を使って塗ります。塗る厚みの違いや鏝(こて)の使い方によって様々な表情を見せたり、塗る職人さんの個性が際立つのも特長です。調湿性も高く、ほっこりとした穏やかな居心地の良い空間には欠かせない素材です。
そして大きな窓の外には、深い軒に包まれたウッドデッキがつながります。少々の雨なら慌てて窓を閉めなくても安心できますね。